日本音響学会2020年秋季研究発表会 ビギナーズセミナー開催のお知らせ(オンライン開催)

本イベントについて

(9/24更新)本イベントは終了いたしました。島内末廣先生のご講演『Web会議システムにおけるエコーキャンセリング技術』は,公開許諾をいただきYouTubeで公開しています。本ページ「プログラム」をご参照ください。

日本音響学会2020年秋季研究発表会初日の9/9 (水) 19:00 より、ビギナーズセミナーをオンライン開催します!

今回のテーマは「Web会議システムを支える音響技術超入門」です。

現在、新型コロナウイルスの影響で大学の講義や会議が対面で実施できなくなり、多くの方が Web会議システムを使っているのではないでしょうか。そんなすっかり身近になったWeb会議システムに、実は様々な音声・音響技術が使われているのを知っていましたか?今回はそれらの技術の中から、音声認識、エコーキャンセル、ハードウェアについて、4名の方からご講演いただきます。

本セミナーは、IYS (International Year of Sound, https://sound2020.org) 行事の一環として、講演の様子を YouTube Live で同時配信します。秋季研究発表会に参加登録されていない方も無料で参加できます。また、多くの方にご参加いただけるよう、夜19時から開催となりました。

新たに音響研究分野に取り組む学生や社会人をはじめ,より多くの方に音響に関する興味関心を深めていただける機会となれば幸いです。
たくさんの方のご参加をお待ちしております。

開催情報

【日時】2020年9月9日(水) 19:00 – 20:45
【プラットフォーム】Zoom+YouTube Liveでの同時配信
【聴講方法】事前申し込み不要。直接会場へアクセスしてください。
  ①音響学会研究発表会へ参加登録されている方:
   ポータルサイトに掲載するURLからZoomでご参加いただけます。
  ②一般の方:講演の様子をYouTube Liveにてご覧ください。
【会場URL】
  Zoom URL:研究発表会ポータルサイトにログインして参照
  YouTube Live : https://www.youtube.com/watch?v=N_l0GuBAzwY

プログラム

1.19:00-19:05「ビギナーズセミナー開会の挨拶」
米村 美紀(東京大学生産技術研究所/学生・若手フォーラム幹事)

2.19:05-19:35「Web会議システムにおける音声認識技術」公開資料
講演者:田中 一成, 小黒 玲(アドバンスト・メディア)
概要:音声認識は音声からテキストに変換する技術である。Web 会議システムの多くには、音声認識の機能が搭載されている。本発表では、Web 会議システムを利用した、音声認識のアプリケーションについて紹介する。このアプリケーションにおける、音声データの取得、音声認識、認識結果と(必要に応じて)翻訳や要約結果を画面に出力するまでの流れと仕組みについて説明する。また、実際にアドバンスト・メディアの音声認識エンジンを利用して開発したアプリケーションのデモも行う。

3.19:35-20:05「Web会議システムにおけるエコーキャンセリング技術」公開資料 動画アーカイブ
講演者:島内 末廣(金沢工業大学)
概要:Web会議を支える音響処理技術の1つに音響エコーキャンセラがある。音響エコーキャンセラは、特にスピーカ再生によって相手音声を聞く場合に発生しやすいエコーやハウリングのような現象を信号処理によって回避し、円滑な通話を実現するための技術である。本講演では、音響エコーキャンセラの基本的な役割、動作原理、これまでに解決されてきたこと、現在も残されている課題などについて概観する。

4.20:05-20:35「Web会議システムにおけるハードウェア技術」
講演者:鵜飼 訓史(ヤマハ株式会社 コミュニケーション事業部CC開発部UCソフトグループ)
概要:音声会議にてスピーカーフォンが使われる環境には、用途、部屋などによって様々なバリエーションが存在するため、それに対応した様々なハードウェア構成や信号処理が必要になる。本講演では、スピーカーフォンが抱える課題と、スピーカーフォンに必要になるハードウェアのバリエーション、信号処理などを紹介する。また、過酷な環境でのエコー、部屋の残響、雑音など、様々な問題に対してそれぞれどのように課題解決をしているかを解説する。

5.20:35-20:45「学生・若手フォーラムの紹介」
小泉 悠馬(NTTメディアインテリジェンス研究所/学生・若手フォーラム代表)

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