田中宏樹(東工大)
シンガポールで2013年5月2日~5日に開催された国際会議,2013 International Congress on Ultrasonic (2013 ICU)に参加しました。口頭,ポスターを合わせて156件の発表があり,連日たくさんの人が会場に集まりました。
国際会議にて口頭発表をするのは初めてで,英語は非常に苦手だったため,発表当日まで何度も繰り返し発表原稿を音読しました。それでも,当日は緊張してしまい,言おうと思っていた言葉を何か所か飛ばしてしまったような気がします。今回の発表を通して,大切なのはゆっくり・はっきり聞きやすく話すことだと感じました。
質疑応答では3人の方から質問をいただきました。英語で受け答えをするのは非常に難しく,英語力・精神力を鍛える必要を痛感しました。しかし,様々な国の研究者の方と議論をできる機会はなかなか無いので,貴重な経験になりました。
会場は高級ホテルで,お昼ご飯に加え,朝・夕に提供されるおやつが非常に美味しく,メニューも毎回変わるため楽しみのひとつでした。
シンガポールは都市国家で,ビジネス街と観光地の2つの顔が混在している不思議な国でした。それほど広い国ではないのですが,ホワイトタイガーが見られる動物園やピンクドルフィンがいる水族館,確立統計の勉強になるカジノなど,ユニークな施設が各地にあり,リゾート地としても非常に楽しめる国でした。
ICUは2年に1度開催される学会で,次回は2015年にフランスのジョージア工科大学のヨーロッパキャンパスで開催されます。国際会議での発表に興味がある方には,とてもいい機会となると思うので,ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
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