◆ 国際会議 APSIPA ASC 2024 参加報告
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日本音響学会 学生・若手フォーラム
ASJ Freshニュース 第124号
2024年12月31日 発行
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はじめに
みなさんこんにちは!今月号のASJ Freshニュースは,今月中国で開催された信号処理に関する国際会議であるAPSIPA ASC 2024および開催地である中国・マカオの様子をお届けします.
APSIPA ASC 2024 参加報告
若手フォーラム,コンテンツ班の内田彩芽(東京電機大学)です.
2024年12月3日から6日に中国のマカオで開催されたAPSIPA ASC 2024に参加してきました.APSIPAはアジア各国の信号・情報処理の研究が集まる年に一度開催される国際会議です.音声・音響信号処理に限らず,画像や生体信号処理といった幅広い分野の研究発表が行われていました.
学会の様子
本学会はマカオのコタイにあるGalaxy International Convention Centerで開催されました.各時間帯10個のセッションに分かれていて,それぞれ活発な議論が繰り広げられていました.また,学生の参加も多く見受けられ,学会初日に行われていたチュートリアルにも多くの学生が参加していた印象です.セッション間には,コーヒーブレイクやランチタイムが設けられ,中国料理やポルトガル料理といった豪勢な料理が振る舞われました.中国といえば“お茶”ということで,コーヒーブレイクにはコーヒーと一緒にプーアル茶も提供されていました.
中国・マカオの様子
マカオはかつてポルトガルの統治下であった背景から,西洋と東洋の文化が入り交じったような街並みでした.学会会場があるコタイはマカオ南部に位置するコロネア島とタイパ島を繋ぐ埋立地となっており,高級ホテルが立ち並ぶリゾートエリアでした.まだ建設中の建物もあり,今後更に華やかな街になっていくのではないかと思います.一方で,コタイより北に位置するマカオ半島は,世界遺産である「マカオ歴史地区」などの歴史的な建造物が多く残っている場所で,カトリック教会といったポルトガル統治下の色が強く残っている印象でした.
そして,マカオといえばなんといってもカジノ!至るところにカジノ施設があり,常に人が賑わっていました.マカオのカジノは24時間営業が基本のようで,夜でも建物が光り輝いていて夜中でも街中が明るかったです.私はカジノはやりませんでしたが,同行していた同じ研究室のメンバーが挑戦したところ,お金が吸い込まれていったとのことでした….
むすび
今回はAPSIPA ASC2024の参加報告でした.私は今回は聴講のみの参加でしたが,音響信号処理に限らず,様々な分野の研究にも触れることができて,とても有意義な時間を過ごす事ができました.来年のAPSIPAはシンガポールで開催されるとのことなので,ぜひ参加してみてはいかがでしょうか.
(内田 彩芽 学生・若手フォーラム コンテンツ班)