ASJフレッシュニュース イベント臨時号(2018年11月30日号-2)

ASJ Freshニュース

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日本音響学会 学生・若手フォーラム

ASJFreshニュース イベント臨時号

2018年11月30日 発行

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*♪*━━━━* 目 次*━━━━*♪*

◆ 日本音響学会2018年秋季研究発表会 学生・若手フォーラム主催イベント開催報告◆

◆ 第2回 学生ランチミーティング

◆ 第18回 ビギナーズセミナー

◆ 学生・若手飲み!

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学生交流イベントのご報告

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今回のASJFreshニュースでは,臨時号として,9月の研究発表会@大分大学の初日(2018年9月12日)に行われた,学生・若手フォーラム主催の3つのイベントの様子についてご報告します。

 

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日本音響学会 第2回 学生ランチミーティング

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◇イベントの様子

今回が第2回となる交流イベント,学生ランチミーティングが開催されました!

研究発表会のお昼の時間帯に,大分大学の生協食堂B-foretをお借りしてイベントが行われ,34の大学・高専から学生120名の参加がありました。

会場の様子

学生ランチミーティングは,学生4人一組でテーブルを囲み,昼食を交えつつ交流するイベントです。

研究室のメンバー同士で連れ立って来場する方も多くいましたが,

顔見知りだけで固まらないように着席していただきました。

交流の補助として,氏名・研究テーマ・講演番号を記入できるシートを配布し,

シートを埋めながら互いの研究内容について情報交換していただきました。

 

どのテーブルでも活発に交流があり,大変盛況のうちに終えることができました。

 

◇参加者の声

同時に実施したアンケートでは,参加者のうち約80%が初めての参加とのことでしたが,

全体の91%の方から,次回もまた参加したいと回答をいただきました。

 

発表会場はセッションごとに分かれてしまう中,本イベントは,学生の仲間の多さや分野の幅広さを感じていただける機会になったのではと思います。

 

ランチミーティングに参加された方の感想をご紹介します。

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今回初めて学生ランチミーティングに参加しました。

普段はあまり親交のない他大学の学生と一緒に食事をとりながらお互いの研究に対して深く意見を交わすことができ,大変良い機会となりました。

今回のような,同年代の学生同士で各自の研究内容を紹介しあう機会があることで,情報交換をすることができ,とても有意義な時間を過ごすことができると思います。

僕自身,今後も積極的に参加していきたいと考えています。

(首都大学東京B4 堀池大樹)

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日本音響学会 第18回 ビギナーズセミナー

「音響学のイロハ –建築音響・音のデザイン・聴覚–」

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◇セミナー概要

学会初日夕方のセッションで開催されたビギナーズセミナーでは,「音響学のイロハ –建築音響・音のデザイン・聴覚–」と題し,佐藤史明先生,鶴田真理子先生,鳥谷輝樹さんの3名の方から,各分野における基礎的な知識とそれを応用した研究について解説していただきました。

 

「吸音の基礎と安全な音環境」佐藤史明先生(千葉工大)

建築空間で用いられる吸音材料とそのメカニズムに関する概説の後,空港などの公共空間や映画の中で登場する吸音の事例についてご紹介いただきました。

 

「音のデザイン分野の基礎知識と研究紹介」鶴田(濱村)真理子先生(宇都宮大学)

音のデザインに関する学術的背景をふまえ,実際に行われている音のデザインの事例についてご紹介いただきました。

 

「ベートーヴェンに見る骨導聴覚の基礎」鳥谷輝樹さん(JAIST)

「ベートーヴェンは歯を使ってピアノの音を聞いていた」というエピソードを切り口に,聴覚研究の歴史,聴覚のメカニズム,骨導聴覚を用いた補聴器などの技術についてご紹介いただきました。

ビギナーズセミナーの様子。左から,佐藤先生,鶴田先生,鳥谷さんのご講演

◇参加者の声

セミナー後に実施したアンケートでは,自分の研究分野外の話が聞けて面白かった,という感想が寄せられ,今後のセミナーでも「音響学の基礎と応用」をつづけて企画してほしいという声を多くいただきました。

また,資料配布や事前の内容告知を希望するご意見もありました。今後は開催案内だけでなく,具体的な内容についてもコンテンツとして配信できるよう検討していきたいと思います。

 

参加された方の感想をご紹介します。

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ビギナーズセミナーはその名の通り,音響の初学者向けのセミナーであり,自身の専門外の話も基礎的なことから学べる良い機会となりました。

特に,鶴田先生のサウンドスケープのお話は印象的でした。騒音対策というと,対象の音量を低減することを主として考えますが,低減したことによって他の音が気になったり,その音質が気になるということが発生したりするという話が新鮮でした。

騒音対策は単にレベルを下げればよいだけではないというこの視点は,初学者である私にとってとても興味深いものでした。自分の研究が及ぼす副次的な効果を予測しておくことは,研究においては非常に重要なことであると感じ,自身の活動においても気を付けていきたいと思いました。

(東京大学建築学専攻M1 小野寺拓馬)

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日本音響学会 学生・若手飲み!

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◇当日の様子

初日の締めくくりに行われた学生・若手飲みには,60名を超える方の参加があり,

終始大盛況となりました。

ビギナーズセミナーでご講演いただいた佐藤史明先生にもご参加いただきましたが,

佐藤先生から「吸音が足りない」とコメントいただくほどの賑やかさでした。

 

◇参加者の声

ランチミーティングは学生のみ対象でしたが,夜の懇親会は教員や企業の方などの若手研究者の参加もあり,さらに交流の深まる機会となりました。

参加された方の感想をご紹介します。

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企業の研究者は学生の方々との交流の機会が少ないため,

若手懇親会で幅広い分野の学生の方々と交流できたことは大変刺激的でした。

また,企業での研究に興味をお持ちの方との情報交換もできる貴重な場だと思います。

加えて,他企業の若手研究者との交流も非常に有意義でした。

特に,企業ごとの研究の取り組み方について意見を交換できたのが良かったです。

春季音響学会の若手懇親会にも是非参加したいと思います。

(NTTメディアインテリジェンス研究所 佐藤 宏)

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おわりに

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日本音響学会 秋季研究発表会で開催した3つのイベントについてのご報告でした。

ご参加くださった皆様のおかげで,いずれのイベントも盛況のうちに終えることができました。この場を借りてお礼申し上げます。

また,アンケートへのご回答,感想の執筆をご快諾くださった皆様,本当にありがとうございました。

 

日本音響学会 学生・若手フォーラムは,今回のイベントだけでなく,より研究者が交流し活発な議論を交わせる場を作っていくため,様々なイベントを企画しています。

今回ご報告した3つのイベントは,2019年春季研究発表会@電気通信大学(3/5~7)でも引き続き開催を予定しています。今回ご参加くださった皆さんも,次が初めてという皆さんも,ぜひご参加ください。学生・若手から学会を盛り上げていきましょう!

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