ICA2013

イベント

2013年6月2~7日にカナダのモントリオールでICA2013が開催されました。ICAは各国の音響の学会が参加する3年おきに開催あれる大規模な国際会議で、今回が21回目の開催になります。
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今回の会議に学生・若手フォーラムの幹事5名が参加しましたので,その体験記をアンケート及び感想として掲載します.
執筆:北陸先端大 森川大輔代表,千葉工大 石井要次副代表,東北大 Jorge Trevino,立命館大 福森隆寛,早稲田大 矢田部浩平

———————– アンケート ———————–
Q1. どのような服装で会議に参加しましたか?
カジュアル 5/5名 [上:ポロシャツ,パーカー,カッターシャツ,下:ジーンズ,綿パン]

Q2. どのような服装で発表しましたか?
カジュアル 4/5名 [上:パーカー,カッターシャツ,下:ジーンズ,スラックス,綿パン] ジャケット&スラックス 1/5名

Q3. 発表形式は?
オーラル 1/5名
ポスター 4/5名

Q4. 一番おいしかった料理は何ですか?
ビール,フランス料理,ムール貝,スモークミート(牛肉をスパイスに数日間漬け込んで薫製にしたもの),
久しぶりに食べた「Filete mignon al chipotle」というメキシコ料理,

Q5. 旅費・食費等を含めいくらかかりましたか?
18~27万円
平均 24.4万円

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———————– 感想 ———————–
・矢田部
欧米を中心に様々な地域の研究者と話すことができ、非常に刺激になった。例えば、フランス出身の博士課程在学生が「より良い研究環境を求め常に世界各国の科学技術政策をチェックすべきだ」と熱く語ってくれ、世界は広く選択肢も広大であることを認識した。
また日本では聞き馴染みのないトピックをたくさん仕入れることができ、今後自身の研究に確実に活きるであろうポジティブな影響をたくさん得られ、大変有意義な一週間だった。

・福森
音声認識性能の改善手法に関する研究発表を行いました。発表当日に多くの国外研究者・学生と活発な研究討論ができたことを今もまだ鮮明に記憶しています。
また会場から出ると、モントリオール市民の大半が第一言語をフランス語としていることもあって、フランス語表記された料理メニューや公共交通機関の路線図の解読には非常に苦労しました。

・Jorge
学会は非常に面白かったし、色々なことが学べました。
特に興味深いイベントは、室内音響強化システムのデモとしてマギル大学で開催されたミニコンサートでした。
学会で色々な国の方と話すたびに、共通の知り合いがいることが発見するのは面白かったです。音響分野もスモール・ワールドだなと思いました。
また、同じラテンアメリカ出身の研究者何人も会えましたので、毎日彼らと食事して、夜はビールを飲んでいました.

・石井
国際学会における発表は決して簡単ではありません。日本人が一番苦戦する点は英語だと思います。私の場合,特にリスニング力不足が顕著でした。普段から英単語帳などのCDを聴いてネイティブの発音に慣れておくべきだったと反省です。
発表日以外には、街並みを散策することができ、非常に感動的でした。国際学会では、その国々の観光地や地元料理を楽しめます。ですが、本来の目的は研究発表である忘れてはいけません。

・森川
私がICAに参加するのは前回のシドニーに続き二度目で、当時会議も観光も、とても楽しかった覚えと、これまでにICA以外の参加した国際会議がすべて国内開催であったため、非常に楽しみにしていました。
私の発表はポスター形式だったこともあり、興味を持った方が話を聴きに来て頂けるので、拙い英語でもコミュニケーションさえとれれば、最後には問題なく発 表の内容を理解して頂けました。ICAは分野がとても多岐に渡っているので、例えば毎日ポスターセッションに行ってみるだけでも、色々な分野の方のお話が 聞けてとても刺激になります。前回参加した際も自分の英語力の無さに苦しみましたが、今回も同じように苦しむ結果になってしまったことは心残りです。次回 までには今度こそ英会話にでも通い、もっとうまく説明できるようにしたいと思います。
モントリオールはジャズフェスティバルやF1が有名なとこ ろだそうで、丁度会議の次の日もF1のレースが開催され、町全体が準備で盛り上がり、私もその雰囲気を分けて貰って楽しむことができました。私の頭中で は、モントリオールといえばモントリオール映画祭なのですが、ちょうどホテルの近くが映画祭のメイン会場でしたので、そこで思いを馳せたり、映画館に伺う と全ての上映作品が(ハリウッド映画も)フランス語であることに驚いたりと、個人的にはとても有意義な時間も過ごすことができました。
もし、私 と同じように英語が苦手な方で、それを理由に国際会議の参加を躊躇している方が居たら、機会があれば是非参加していただきたいと思います。行ってしまえば なんとかなりますし、国内ではあまり聴けない研究や考え方に触れ、余った時間には会場周辺の観光もでき、非常に有意義な時間を過ごせます。

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