みなさん,音響学会主催のサマーセミナーをご存知ですか? この企画,音響学全般を幅広く基礎から最新のトピックまで学ぶというお勉強会で,今年で10回目を迎えました。 毎年,夏休みの期間を利用して2泊3日という日程で開催され,日中は講義,夕方は懇親会という構成で,お勉強 と他大学の学生や講師の先生方との交流もできるというとても面白い行事です。 場所は,スキーで有名な長野県 の白馬で,ちょっと遠方から参加するのは大変ですが,今年は学生・社会人合わせて約50名の参加がありました。
私は今年もこのサマーセミナーに参加させていただきました。「今年も」と書いたのは,文字通り過去数回参加 させていただいていて,いわゆる「常連」です。なんで何回も?と思われるかも知れませんが,そこには理由があります。 その一つに,はじめにも簡単に書きましたが,音響学の広い分野にわたって,最新の研究を学ぶことができるからでしょうか。 講義形式も大変工夫されていて,機器を持ち込んでのデモンストレーションや,実際にそれに触って体験できる時間もあります。 そしてもう一つ,俗に「夜の部」と言われ始めた懇親会です。まったく初めて会う他大学の学生とでも,同じ音響学を学ぶ立場 として話は大変盛り上がります。似た研究分野であれば,学会さながらの討論をしてみたり,研究室の雰囲気やどんな勉強を しているとか,とても他愛もない話まで。講義中に使ったデモンストレーション用の機材を自由に触らせていただける時間もあり, 動作原理について,なぜ??と学生が頭をひねっているところで,昼の講義の延長とか,研究の裏話が始まったりとか,とても ざっくばらんな懇親会です。その後も誰かの部屋で集まって2次会始めてみたり,みんなで楽器持ち込んで夜中にセッション やったり・・・。半分以上飲み会の話を書いてますが,興味を持った方はぜひ参加してみてください。
最後に,大変興味深いお話をしていただいた講師の先生方と実行委員の方々にお礼申し上げます。
2007.12.21 太田達也(千葉工大)
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