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日本音響学会 学生・若手フォーラム
メールマガジン 第15号
2014年5月20日 発行
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●●┣━━━ 目 次 ━━━┫●●
◆フォーラムNews! 第3号「音学シンポジウム2014開催」
◆国際会議体験記『NCSP2014』
◆編集後記
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フォーラムNews! 第3号
「音学シンポジウム2014開催」
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こんにちは,日本音響学会 学生・若手フォーラム幹事会です。
今回の「フォーラムNews!」では,今月開催される「音学シンポジウム」につい
て日本大学の北原さんが紹介してくださいました。
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皆さんは,「音学シンポジウム」というシンポジウムをご存知でしょうか。そうで
す,「音学」は変換ミスではありません。
「音楽」じゃなくて「音学」なのがミソなのです。このシンポジウムは,音声,
音楽,聴覚,言語など「音」に関連するあらゆる分野に関する研究発表を,シン
グルトラックによる招待講演とポスター形式で一挙にチェックできてしまうオト
クなシンポジウムなのです。扱う分野はだいたい音響学会とカブってますが(PDF
化される前の分冊Iにほぼ対応,と言っても最近の人には分からない???),音響
学会の研究発表会は多くのセッションがパラレルで走るので,他分野の発表まで
見に行くのは簡単ではありません。このシンポジウムでは招待講演はすべてシン
グルトラック,一般発表はすべてポスターなので,様々な分野の発表を見ること
ができます。
昨年度,情報処理学会音楽情報科学研究会の研究発表会として初めて行った試み
だったのですが,大好評で延べ300名程度の参加者が集まり,会場は熱気ムンム
ンでした。この熱気をそのままに,今年度は,私が所属する日本大学文理学部で
行います。
今回は,日本音響学会/電子情報通信学会 音声研究会 と 情報処理学会 音楽情
報科学研究会 の連催研究会として開催します。昨年同様,12件の招待講演と60
件以上のポスター発表と,盛り上がること必至ですので,是非!というより必ず!
参加してください。
「音学シンポジウム2014」
日時: 2014年 5月24日(土) 08:50~17:45,
2014年 5月25日(日) 09:00~18:00
会場: 日本大学 文理学部 百周年記念館
住所: 〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3-25-40
交通: http://www.chs.nihon-u.ac.jp/access/
京王線 下高井戸駅あるいは桜上水駅から徒歩8分
詳しくは, http://www.sigmus.jp/?page_id=2713 をご覧ください。
北原鉄朗 (日本大学)
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国際会議体験記『NCSP2014』
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学生・若手フォーラムでは随時,国際会議の体験記を募集しています。今回は,
2014年3月に開催されたNCSP2014に参加・発表された2人に国際会議体験記を
書いていただきました。開催地はハワイのホノルル!行きたいですね~。皆様も
国際会議で発表して自分の研究を海外にアピールしましょう。その際は是非体験
記を書いてフォーラムまでメールを送って下さい。
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○北村 大地氏(総合研究大学院大学・博士課程学生)
2014年3月上旬にハワイのホノルルで開催された信号処理に関する国際会議
(2014 RISP International Workshop on Nonlinear Circuits, Communications
and Signal Processing) に参加してきました。本会議は日本の信号処理学会が主
催をしており,年度末の時期に毎年開催されています。今年はレジスト日を含め
計4日間の開催となりました。
会場はワイキキの中心にあるMarriott Resortというホテル内にあり,会議室
の扉の向かい側には眩しい日光の注ぐオープンテラスと広いプールがありました。
会議室はセッションの分野ごとに分かれており,どの部屋も30人程度収容でき
る規模でした。会場がワイキキですので,周りにはたくさんのホテルがあり,も
ちろんすぐ近くに青い海白い砂浜の素晴らしいロケーションです。また,ハワイ
名物のダイアモンドヘッドもタクシーで10分の距離でした。
さて,初日は名物の「スパムにぎり」を食べて会場へ行き,音響のセッション
を聴講しておりました。音響信号処理といいますと非常に広い分野ですので,ASJ
と同じようなトピックの研究発表を3日間にわたって見ることができます。そし
て,全員がアロハシャツ(正装!)か私服で発表をしており,リゾートでの国際
会議の良さを体感しました。
2日目の夜にはバンケットがありました。会場のホテルからバスに乗り,港で
船に乗り換えてオアフ島南を遊覧するクルージングへ出発。ロブスターやステー
キを食べながらハワイの伝統的な音楽や踊りを堪能できる大変にぎやかなバンケ
ットとなりました。
3日目の夕方にすべてのセッションが終了すると,学生優秀論文賞の受賞者セ
レモニーが同じホテルで開かれました。軽食と飲み物が振る舞われ,受賞した方々
のスピーチの後,NCSP2014はにぎやかなムードの中,閉会となりました。
今回私は,音楽音源分離に関する研究の発表を行いましたが,音響信号処理のセ
ッションでは同分野の研究発表がいくつかあり,いずれも興味深い内容でした。
また,音場再現技術や音声強調などメジャーな分野の発表も多く,大変勉強にな
りました。信号処理学会はNCSPを「学生及び若手研究者向けの国際会議」と公称
しており,特に初めて国際会議に参加・発表する人にはうってつけの会議である
と思います。(私を含め)英語が苦手な人でも歓迎されますので,ぜひ検討してみ
てはいかがでしょうか
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○山本 克彦氏(北陸先端大・博士前期学生)
私は,半開示音声スクランブル法に関する研究発表(オーラル)を行いました。
初めての海外だったので少し不安でしたが,開催地がハワイだったこともあり生
活には困りませんでした。
初の英語発表も緊張しましが,ある程度は伝わったと思います。
しかしながら,質疑応答では自分の伝えたいことを英語で即座に説明することが
できず,多くの反省点が残る結果になりました。
滞在期間中は研究室や他大学の先生や学生とともに,食事や買い物,観光に行き
ました。
バンケットも大いに楽しむことができました。
発表・観光ともに充実した日々を送ることができました。
今後の海外発表でもたくさんの良い経験ができると思いますが,そのためにもも
っと英語を上達させたいと思います。
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編 集 後 記
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今年度の初めは,幹事会が持ち回りでその時のトピックを選ぶ「フォーラム
News!」と「国際会議体験記」を紹介しました。体験記は,学生・若手フォーラム
のWEBサイトにて過去の記事も公開していますので,是非ご覧ください。また,
その他役に立つリンク集等さらに充実してきています。体験記の他にも載せても
らいたい記事などがあれば是非下記の連絡先にお寄せください。(濱田)
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